筋隈根付
歌舞伎の隈取り 筋隈の根付です。
当店のある山梨県市川三郷町の市川大門地区には、千年の歴史があると言われている市川手漉き和紙があります。
現在、市川の手漉き職人は豊川和紙製造の豊川秀雄氏1人となってしまいました。
そこで町・商工会・和紙組合が後継者の育成と、技術の伝承の為「市川手漉き和紙工房 夢工房」を立ち上げました。
当店でも山梨県郷土伝統工芸品である「市川大門手漉き和紙」を使用した商品で、少しでも市川和紙を知ってもらえるきっかけになれたらと思いこのアクセサリーを作りました。
市川三郷町は、市川團十郎家の発祥の地でもあります。三珠地区には歌舞伎文化公園があり、文化資料館には歌舞伎や団十郎に関する資料などが
展示されています。
この根付の図柄は、市川家のお家芸「歌舞伎十八番」の中でも人気の高い『暫(しばらく)』の主役が隈取っている、
筋隈(すじくま)と言われる物です。
『暫』の主人公は悪霊を払う霊力を持っていた所から、かつては魔除けのためと楽屋裏まで押しかけた贔屓さんに隈取りのままにらむ事もあったそうです。
縁起の良い隈取り「筋隈」の根付いかがでしょうか。
和紙の表面は防水材が塗布してあります。
大きさ 直径 約26mm
一つ一つ手作りしています。